唐辛子の栄養と健康効果

辛さが特徴の唐辛子

 

 

次は辛い唐辛子についてです。この辛い唐辛子の辛味の成分がカプサイシンです。この辛さについては刺激も強いので、各人によって大いに好みが分かれるところだと思います。

 

 

適量を超え過剰に摂取すれば粘膜を傷つけて胃腸等に問題を起こすこともしばしばあります。これは確かに気をつけなければいけない点ですが、日本では最近料理に唐辛子を多く使うようになってきた傾向があります。それはエスニック料理などが浸透してきて、いわゆる「激辛ブーム」などと呼ばれる現象が起きたからです。

 

 

もともと薬味、香り付けとして一味唐辛子や日本特有の七味唐辛子も少量だけ使われていましたし、カレーでもそんなに辛口の商品は多くはありませんでした。

 

 

カプサイシンという辛さの成分は、摂取すると内臓感覚神経に作用して、アドレナリンの分泌を活発にします。従って、発汗や強心作用を促進します。唐辛子を食べると体が熱く燃えるように感じるのはそのためなのです。

 

 

トウガラシの辛さを示すスコビル値という単位があります。これはエキスにした唐辛子の辛さを感じなくなるまでに何倍の砂糖水に溶かすかという測定単位で、もっとも辛いとギネス記録になったオーストラリアの「トリニダード・スコーピオン・ブッチ・T」とう唐辛子は、146万スコビルです。例えばあのハバネロでさえ10万~30万スコビルなので、その辛さは特別です。

 

 

その他の辛い唐辛子としては、お馴染みの鷹の爪類や、ハバネロ、プリッキーヌ、アヒ・リモ、ビーバーダム、アヒ・チーノ、ベルビセン、ベトナム・オレンジ、ゴールド・チリなどがあります。

 

 

この辛さには食欲増進や消化促進の効果があります。適度な唐辛子の刺激は、胃腸を刺激して消化液の分泌を促進します。食欲を増進させる効果もあるとされます。食欲が落ちる夏などには唐辛子を利かせると、確かに食べやすくなります。